お金の増やし方が分からない人向けに、シンプルな投資方法を解説してくれる書籍です。
ジェイソン流は簡単な考え方でお金を増やせます。コツコツお金を入れてあとは待つだけ。人生を変えたいと思っている人は即実行に移せば、今までより確実にお金は増えていきます。
ジェイソンが15年の投資経験から得た投資法が1冊にまとめられています。上司の顔色をうかがいながら、ストレスと嫌な仕事を続けていくのか、本当にやりたいことを、楽しむ生活を満喫するのか。選ぶのはあなたです。
考え方は個性がありますが、多くの成功者と共通する芯の部分を感じられます。
厚切りジェイソンさんってどんな人
ホワイジャパニーズピーポー?のネタでおなじみの、お笑い芸人厚切りジェイソンさん。1986年アメリカ・ミシガン州生まれ。ご本人の長所はGRIT(やり抜く力)で、自信と情熱をもち努力できること。
- 最初に就職した会社GE(ゼネラル・エレクトリック社)次世代リーダーの特別プログラム枠で入社。
- アメリカ 仕事をしながら夜は大学に通って修士号を取得。
- 日本 転職をして日本に来た時も、早稲田大学のビジネスコースにも通う努力の人です。
自分の市場価値をあげるために、自らのスキルと仕事のポジションを上げることを目標に働いたそうです。
人生のリスクをとって様々なことに挑戦し資産を増やしてきましたが、投資はリスクをとらない堅実派。その理由は自分の人生のリスクはコントロールできるけれど、投資のリスクは自分でコントロールできないからと、冷静な分析をしています。
経歴
- 芸人、IT企業の取締役、投資家
- 資産運用で家族全員一生暮らせる資産を15年で作った
- FIREを達成しているので、お金のためには働いていない。
徹底したお金の考え方
- 車は持たず、移動手段は自分の足が基本。
- 外食はしない、旅行も好まない。
- 無駄な付き合いはしない。
- お金を使わない。
お金のために働く必要がなくなって、自由にやりたいことが選べるようになった。ただ楽しいから、お笑い芸人を続けている。
節約をして地味に生活をすることに満足できる人で全然苦だと感じていない。やりがいに満ちて生活をしている。
私たちも、お金に縛られない生き方をしたいですよね。
お金を消費しないと満足できず、お金のために働く生活から、本当にやりたいことだけをする人生にしたいですね。とことん人生を楽しむべきだと思う。
どういう方法でお金をつくったのか
コツコツお金を入れて、待つだけ。堅実で保守的な投資家
ジェイソンの投資の考え方。
投資をしないことが一番の無駄使いです。銀行にお金を預けてもお金は増えない。そのために失った価値、機会を損失している。
銀行にお金を預けても絶対に増えないので、投資をしましょう。お金を増やすにはお金に働いてもらわないといけない。
3つのシンプルな方法
支出を減らして、残ったお金を投資に回して、待つ。
これだけ。
投資先は投資信託のみ。
投資の神様ウォーレンバフェットの影響を受けている。
マネーリテラシ―を意識することも重要。
お金の知識や判断力があるかという意味。
今使っているお金の価値を判断しているか。
日常的に使っているお金への意識をもつことの重要性が大事。
お金に縛られない生き方
お金を使わない生活は理想的ですが、やはり物欲もそれなりにあるのでお金を使うときもあります。日常生活で使うお金は、本当に必要かを考えて無駄なく使うようにしたいですね。
所有する欲が強すぎると、お金はたまりにくい。物欲に巻き込まれている人は、そこから抜け出せなくなっています。
ジェイソン流のやり方はとってもシンプルで簡単です。収入より支出を減らして、全米インデックスファンドを買うだけ。ジェイソンはIT企業役員で、お笑い芸人としても売れているので、一般サラリーマンよりは圧倒的に稼ぎが違いますが、学べるところはたくさんあります。
支出を抑えて、つみたてNISAを毎月3万円実行
堅実な投資家であるジェイソンは、15年前からコツコツと継続しています。一般逆転を狙った博打はやらず長期投資を行っている。個別株なども予測が難しいですし、流行りのトレンドにも乗りません。仮想通貨は絶対しないとも、いっています。
私たち初心者が学べる点は、まず支出を抑えること。そして浮いたお金を継続的に投資に回すことです。つまり、つみたてNISAを行う事。月々3万円程のスタイルで、継続性をもって習慣に落とし込めることが大切という。そこから、将来的には収入を拡大させて、入金力を大きくしていくことを目標とする。
みなさん、これだけなら、何とか出来そうじゃないですか?急に何百万円もする株式購入に充てるのはかなり敷居が高いです。お金はいきなりどこかから降ってきはしません。
投資に使用する余剰金は自分の力で枠を刈り取るんです。毎月の給料が同じだとしても、他の支出を削減して、投資枠にあてがうしかありません。余剰は自分で作り出すのです。
日本人は投資を誤解している
苦労した先に大きな喜びがあるから、楽して稼いだお金は汚い。何か汗を流した収入でなければ、下品みたいな雰囲気がある。わたしも汗してお金は稼ぐものと思っていました。
資産の作り方について考えない人は、これから生き抜いていけなくなってしまいます。投資は下品ではなく、自分の生活を守るために不可欠な作業だと思ったほうがいいです。
収入と支出のバランスを改善し、今ある収入の中から資金を作り出して、投資を実践してく必要があると、改めて学ぶことができました。
お金がなければ生活に満足ができないと思っている人は、人と比較しすぎている。人と比較せず自分が満足できたら、いいのではないか。
誰かが持っているものを欲しがるのではなく、自分の内側から満足できるようにならないと人は、本当の幸せを生み出すことはできないかもしれません。
私も人と比較することをやめてから、心が軽くなりました。他人と比較をしても上には上がいますし、意味のないことだと気が付けました。
わたしは、高価な食材よりも、半額シールが張られた総菜のほうが心の満足度が高まる人間です。お金も減らないし、味もおいしい。とても得した気になります。価値観は人それぞれですが、自分の中の基準点をしっかり持つことが重要なことだと思いました。
安定という言葉は安く定まる書きます。リスクを取らないと成長が見込めません。自分の歩幅でいいので、一歩踏み出して継続して続けることが必要ですよね。
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